2018年10月24日水曜日


87-20181024

今回も引続き「時間外労働命令」の解説をします。

(解説)
3 医院は、従業員との間で、労働基準法36条の協定(36協定)を締結して届出れば、その協定にしたがって法定時間外労働をさせることができます。
しかし、これは、労働基準法32条違反として処罰されないということだけであって、従業員に時間外労働を命じることができるかどうかは労働契約上の問題です。

4 従業員は医院との間で、所定労働時間の範囲内で労務を提供する労働契約を締結していますから、その時間を超えて従業員に仕事をさせることは、労働条件の変更となり、これには従業員の同意が必要です。

次回も引続き「時間外労働命令」の解説をします。

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