2021年8月10日火曜日

 

162-20210810

今回は、「退職までの職務精励義務」について解説します。

(解説)

1 労働契約とは、労働者が使用者の指揮命令の下で労働し、使用者がこれに対して賃金を支払うことを合意する契約です(労働契約法6条)。また、労働者及び使用者は、このような労働契約を遵守するとともに、信義に従い誠実に、権利を行使し、及び義務を履行しなければならないとされています(労働契約法3条4項)。したがって、歯科医院の場合、歯科衛生士や歯科技工士などの従業員は、退職日が決定しても実際に退職するまでは、労働契約に基づいて誠実に労務を提供しなければならないということになります。

 次回も引続き「退職までの職務精励義務」について解説します。

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