2017年3月31日金曜日


35-20170331



今回は、歯科医院の「従業員の遵守事項」のうち、「従業員としての地位・身分に伴う遵守事項」等についての条文を作成します。



(3)従業員としての地位・身分に伴う遵守事項

㉔常に品位を保ち、医院の内外を問わず、従業員としての体面を傷つける行為をしてはならない。

㉕職務上の地位を利用して、自己又は他人の利益を図らないこと。職務に関して、直接又は間接に供応や贈与・贈答を受けてはならない。

㉖医院を中傷・誹謗し、その名誉又は信用を損なう行為をしないこと。他の従業員をゆえなく中傷・誹謗し、その名誉又は信用を損なう行為をしてはならない。

㉗院長の許可なく他の医院に雇用され、もしくは自ら営業を行ってはならない。

㉘公職に立候補又は就任する場合には、あらかじめその旨を医院に届け出なければならない。

㉙在職中又は退職後においても、患者、取引先その他の関係者及び従業員等の個人情報を正当な理由なく開示、漏えいし又は不正に入手してはならない。

㉚業務上必要な報告、届出を怠り、又は虚偽の報告、届出を行ってはならない。

㉛申告すべき事項及び届出事項に変更が生じたときは、すみやかにその申告及び届出をしなければならない。

(4)その他、上記に準ずる遵守事項

㉜その他、上記に準ずる事項により医院の秩序を乱し、またはそのおそれを発生させてはならない。



次回は、「従業員の遵守事項」についての解説をします。

2017年3月3日金曜日


34-20170303



今回は、歯科医院の「従業員の遵守事項」のうち、「医院の設備・器具・備品・情報等の管理・保全のための遵守事項」についての条文を作成します。



(2)医院の設備・器具・備品・情報等の管理・保全のための遵守事項

⑲医院の設備・器具・備品等を大切に取扱い、毀損しないこと。誤って毀損したときは、直ちに院長に届出ること。これらを業務外の目的に使用してはならず、また院長の許可なく院外に持ち出してはならない。

⑳治療に用いる器具・備品・薬品等は、あらかじめ決められたマニュアルに従って管理・保全し、補充・発注は、院長の許可を得て、定められた担当者がこれを行うこと。

㉑消耗品は、常に節約すること。

㉒所定の場所以外において喫煙してはならず、電熱器等の火気を院長の許可なく用いてはならない。

㉓職務上知り得た医院・患者・取引先等の秘密ならびに医院に不利益となる事項を、在職中及び退職後も外部に漏らしてはならない。



次回は、「従業員の遵守事項」のうち、「従業員としての地位・身分に伴う遵守事項」について、条文を作成します。